kochihimeのブログ

http://d.hatena.ne.jp/kochihime/ の続編(更新)です♪

意気衝天

秀吉に喧嘩を売った男 九戸政実

 

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『天を衝く』読み終えた

ますます九戸

基二戸城に行きたくなった

特に3巻はもう涙なしでは読めない

本を読みながらこんなに涙が出たのは

中学生で読んだ「塩狩峠」以来

ううん

それ以上に号泣したかも(ó﹏ò。)

あまりに涙が止まらなくて

読むの辞めようかと思ったくらい・・・

 

 

今まで読んだ本の中でたぶんベスト3に入る

間違いなく入る

そのくらい今の自分に突き刺さる作品だった

正直なところ・・・

陸奥の歴史は伊達政宗か白虎隊くらい?

しか知識がなかった

だから読みながら自分で年表確認して

関係図等々書き起こしながら読んだ

それも思い入れが強くなった原因かも?

 

 

「人などどうせ永い身ではない

その短い中で何をやり遂げたかが大事」

 

 

そうだ

本とにそうだと思う

そうありたいと思う

 

 

いつか・・・
大河でドラマ化してほしい
まぢ心から思った
その時の為にキャスト予想しておこっと♬

 


しかし・・・



蒲生氏郷ってこんなアホキャラだったの?

剛勇武者のイメージだったので

なんかモヤモヤしたかも

秀次もそんな短気でわがまま?

伊達政宗にしてもそう

バカすぎる💢

バカバカバカバカ

バカ~っ!!!

政宗があと20年早く生まれていたら

・・・なんてことを

結構昔から聞いていたけど

そんな文献を良く読んだけど



この本

この政実から観たら

全然バカぢゃん

そもそも秀吉の統一は政宗のせいぢゃん



・・・って言うか

秀吉のイメージも変わったなぁ

自分の欲の為にがむしゃらに働く

すごい人にはすごい

殺すより興味を示す好奇心旺盛で

どこか好々爺的なイメージがあったけど

今の麒麟の秀吉

あいつにほど近いクソ嫌なヤツ💢

特に・・・

一国一城

確かに正しい政策

・・・だったかもしれないけど

時代を変える時には

確かに誰かの犠牲が必要

・・・なのかもしれないけど

武者としてのプライド

やっぱりぞんざいにはして欲しくない

プライドなんて

そう一般的には思う類のモノかもしれない

しれないけど!!!

人はプライドをなくしたら

それこそ終わりなんぢゃないかなって

人がこの世に創作されて今まで

文章でしかわからない永い永い歴史

その中の自分が存在するのは

存在出来るのは本とに短い

あっと言う間にも満たないくらい短い

その短い期間

どう生きていくのか

何かを残すではなく

自分がどうやって時を過ごしたか

何を思って

何を大切にして

何を目的に

何を希望に

そういう軌跡が大事なんぢゃないかって

それがプライドなんぢゃないかって

あたしは近頃そんなコトを考えていた

※そう思わせたのは父の死が発端だと思うが

だから

なんかこの作品に

九戸政実に!!!

感情移入してしまったのかもしれない

心を奪われたのかもしれない



でも・・・



個人的には弟の実親のが好きだったな♥笑

「兄者」

なかなか良い響き♬

最後のシーンカッコ良すぎたけど

まさか実親があんなに強いとは・・・

ちょっと意外だった

でも・・・

先々代が生きていた時に

もっと実親が兄者を理解出来ていたら

きっとこんなことにはなってない

九戸政実

やつがもっと違う土地で

領主として生まれていたなら

この世は秀吉になんか・・・

なんて「たられば」ではなく

現実的に南部が

いやいや

陸奥が団結して秀吉と対等に戦い

そしてもしかしたら・・・

そんな未来があったと

間違いなくあったと思えた

そう考えると

実親~っっっ💢💢

・・・ってなるところだけど

その人として甘い性格だからこそ

なんか応援したくなると言うか

何と言うか・・・笑



ぷーたろ生活最後の最後

良い本と出会えたコトに感謝❣



間違いなく

生きる活力になった作品(*˘︶˘*).。.:*♡




【意気衝天】いきしょうてん

気力が天を衝くほど高く充実している様子