kochihimeのブログ

http://d.hatena.ne.jp/kochihime/ の続編(更新)です♪

まだ

大丈夫・・・

 

 

大丈夫?

・・・なのかな

病院のベットに横たわる父はだいぶ弱っていて

骨も浮き出ていて・・・

一人で立ち上がる事も難しいだろうな

そんな状況に見えました

あたしが病室着いた時も血を吐いた後らしく

看護師さんに血のあとを拭いてもらっていて

その後吸血?

していました

肺から血が出ているのだそうです

 

 

おそらく

 

 

肺ガンを再発していると・・・

これで3度目・・・

 

 

おそらくと言うのは身体が弱りすぎていて

検査の続きが出来ない状態で

検査をする部屋のある階に移動するのも

もはや出来ない状態で・・・

とにかく今は体力も血液も足りなくて

でも何をするにも身体が弱りすぎで

肺がボロボロで

呼吸さえ自分でするのも難しくて

 

 

肺はタバコの吸いすぎで血管も壁?

肺の壁?みたいの?

あそこが壊れてるんだそうです

だから血が巡回出来ずに肺にたまって

吐血するのだそうです

病院に来る前?

吐血を飲み込んだ事があったからか

黒い異物が血と一緒に出てくるらしく

飲み込んだ古い血の塊だろうと・・・

 

 

どんだけ我慢してきたのだろう

病院嫌いな人だったしね

 

 

でも・・・

病院に来た時の父の持ち物に

日本酒一升瓶とタバコ一箱が入っていたとw

あんな状態でもタバコは吸うのかぃw

 

 

タバコ相当吸って来てますね

医師にも言われました

知ってます・・・

子供の頃から良く見てた

母もタバコを吸う人だったので

休日二人が家にいると

顔以上大きな灰皿がいつもてんこもりだった

いやっ

そもそもうちは自営業なので

常に家の中はタバコ臭で満ち溢れ

壁は黄色くなり

部屋の中は白くて

あたし達姉妹はそれがとにかく嫌いだった

だから・・・

あたしも妹もタバコは吸わないし

タバコの臭いが苦手だ

だから居酒屋は苦手だ

 

 

話がそれた

 

 

とにかく肺の管が細くて1つしか残ってないので

呼吸も難しくなっていて

吐血すると息も難しくなるのだと

 

 

だから

 

 

もし呼吸が止まっても心臓マッサージは出来ない

何故なら血が出るだけだからと

その他の機械も身体が弱りすぎていて使えないと

 

 

延命措置は一切出来ない

 

 

そう宣告されました

だからもし死に目に会いたいなら

寝る時は携帯を枕元に置いて寝て下さいと

 

 

厳しい口調で伝えられました

でも父が他の大きな大学病院で手術を受けても

※左の肺の下部を切除した後

今回のガンが見つかる検査入院した時も

勝手に大学病院を退院してここの病院の

この医師の元に来たのだそうだ

ここの病院には出来ない検査だから

紹介状を持って大学病院に行かせたのにと

医師がぼやいてましたが

父はこの医師をとても信頼しているのだろうと思う

 

 

祖父が医師で

祖父を嫌っていた祖母を思ってか?

病院が嫌いだった父

そんな父が自分から病院へ行ってた

頼る医師がいた

それだけでも驚かされた出来事だった

 

 

とりあえず今ここにいても

あたしは何にも出来ないから

医師の説明を受けて

これからのことを相談して

宜しくお願いしますと伝え病院を後にした

 

 

父は・・・

入院した当初自分がそんなに悪い状態なのかと

驚いていたと言ってた

今日病室で会った際も

家に帰るんだと言ってた

元気になるつもりがあるような感じがした

でも・・・

もう目もほとんど見えないと言うので

帰り際手を握って話かけたら

涙を流していた

祖母が亡くなった時でさえ泣かない父が

どんな時も男は泣かないものだ

そう言っていた父が涙を流していた・・・

それだけで・・・

その姿を見てしまったあたしも涙がこみあげた

もしかしたら

あたし達が今日病院に行った事で

あの時手を握ってしまった事で

本当に自分はもうだめかもと

思わせてしまったのかも・・・

 

 

後悔した

 

 

後悔してる

 

 

もっと強気な声かけたら良かったのかな

でも・・・

逆にあたし達を悲しませないために

もう少し生きるぞ

そう思ってくれていたり・・・

 

 

そんな前向きな気持ちは今はあたしにも持てない

父の現状はそんな感じだ

 

 

明日は仕事休んで病院行こう

今日午前中だけ仕事して

全て引き継ぎをしてきた

だから明日は休んでも大丈夫

上司にも

無理はしなくていいから

そう言われた

だから明日は午前中から病院行くね

何にも出来ないけど

近くにいるから

行くから(*^^*)

 

 

PS

りんりんの存在があたしを和ませてくれた

おばちゃんに会いたいからりんも病院行く

そう言ってくれた

おばちゃん大好きって

似顔絵もあるお手紙をくれた

だから今日は泣かないでいられた

あっうん

少し涙ぐんだけど

泣くのこらえられたのはりんりんの存在だったよ

 

 

りんりんありがと♥

 

 

でも・・・

おじいちゃんに優しい言葉はかけてくれなかった

たぶん恐がってたんだと思う

そうだよね

あんな姿見たらね・・・

 

 

ごめんねりんりん・・・

でもおじいちゃんにはきっと伝わったよ

わざわざ来てくれた事

伝わってるといいな・・・